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2021.05.22
トヨタを呼んだ米テキサス州「圧倒的な2つのメリット」③
──地の利に満ちたテキサス
トヨタが米国本社をダラス経済圏のプレイノ市へ移転した理由の一つとして挙げるのも、この「地の利」の魅力、つまり交通の便の良さ。
トヨタ自動車広報部 曰く、
「北米の生産事業体がアメリカの複数州とメキシコ、カナダに渡っている中で、最も各拠点との時差が少なく、全ての拠点に直行便のあるロケーションを選んだ」
正にその通りで、ここにテキサス・ダラスの大きな利点がある。
テキサス州はアメリカ国内に於いて、アラスカ州に次いで面積が大きい。
日本の1.84倍もの面積であり、人口は約2800万。
産業では、バイオテクノロジー、IT、石油、化学産業などが盛んで、フォーチュン500(Fortune 500)の50社以上がテキサスに拠点を構えている。
場所が優れているだけでなく、こうした豊富な資源・エネルギーにも恵まれていることも、第二の「地の利」と言える。